¡Hola!

前置きとして、この記事は決してコロンビアを悪く言う為の記事ではありません。
中南米を10カ国旅行した私個人の意見として、南米でのトラブルは自分で気をつけていればほぼ全て防げるものであると考えています。
この件は自分の不注意で招いたことであると自覚した上で、これからコロンビアや他の国に行ったときにこの記事を読んで下さった人が同じような目に合わないように願って、この記事を書いております。


夜道に近づくタクシーの影

2018年7月、僕はコロンビア・メデジンを旅行していました。
日が暮れかけた時間帯、コロンビアの別の都市であるカリに向かうために大きめのバックパックを担ぎながらバスターミナルへと歩いていました。
(そもそも薄暗い時間帯に歩いて行動するのが褒められた行動ではないと思っておりますが、後述の理由により徒歩を選択しました)

明らかに旅行者であると分かるその格好で歩いていると、案の定タクシーが横に止まり、運転手が声をかけてきました。「荷物多くて大変だろ。乗ってけ」と。

僕は最初、その提案を断りました。
理由は二つです。
一つ目、そこからターミナルまでは徒歩10分ほどの距離でした。やや暗くなってはきていたものの歩けない距離ではないと判断しました。
二つ目、その瞬間、財布の中には一番大きなコロンビア紙幣(50,000ペソ)しか持っていなかったのです。南米あるあるとして、タクシーで大きい紙幣を渡すとお釣りが返ってこず(お釣りを出すほど細かいお金をたくさん持っていないことが多い)トラブルになることが多々あります。
僕は運転手に丁重に断りを入れ、歩みを進めました。

紙幣を受け取らないタクシー運転手


1コーナーを歩いたところで先ほどのタクシーが戻ってきて、僕にまた声をかけました。

「お釣りを用意してきた!料金も2,000ペソ(約70~80円)でいい!」
「この人は暇なのか?少しでも小銭稼ぎがしたいのかな?」

そう思ってしまった時点で僕の負けでした。しつこさにも根負けし、タクシーに乗り込みました。

タクシーはすぐにターミナルに到着しました。
僕は持っていた50,000ペソ紙幣を差し出しました。

しかし運転手は、「これは受け取れない。他の紙幣を出してくれ。」そう言ってきました。
「それしか持っていないって言ったじゃないか。」
「他の紙幣を持っていないか。」

なぜかお金を受け取ってくれない運転手。

15分ほど言い合いが続き、僕の中で拳銃の存在がちらつき、恐怖を覚え出したところで、運転手が僕に提案してきました。

「アメリカドルは持っているか?」
「100ドル札1枚なら持っている。」
僕はそう答えた。

「そしたらそのドルで支払ってくれ。代わりにペソを渡すから。」
コロンビアでの滞在があと4日であり、あまり多くのペソを持ちたくなかった僕は一度断ったものの、他に方法もなく仕方なく応じることになりました。

100ドル=300,000ペソで交換することに。当時の銀行でのレートはだいたい(100ドル=280,000ペソ)でした。
「そんなにドルが欲しいのかな?」浅はかな思考をした自分をぶん殴りたい。

いきなり発進され連れ去られるのではないかという恐怖もあり、ドルとたくさんのペソを交換し、さっさとタクシーを降りました。

発覚した衝撃の事実。そして浅はかな自分への後悔。


少し揉めたものの、時間に間に合い安心した僕はレストランに行くことにしました。
しかしここで衝撃の事実が明らかになります。

レジでお金を出すと、「これ、偽札だよ。」
へっ?じゃあこっちは?
「これも偽札だね。どこで受け取った?」
「さっき、タクシーで。」
「300,000ペソも?」
「うん、ペソ持ち合わせてなくて、100ドル払った。」
「あー、お兄ちゃん騙されたね。ダメだよ、大金を銀行以外で両替したら。」

迂闊でした。確かにタクシーで100ドル分も両替するなんて冷静に考えてみればアホな行為です。
明るいところで見てみたら受け取った紙幣のインクは滲んでいました。

さらに、
「これも偽札だよ。ここ触ってみ?ザラザラがないだろ?偽札だ。」
元々持っていた50,000ペソを見たコロンビア人がそちらも偽札だと言います。
「確かに…」
だからタクシー運転手は受け取らなかったのか… もちろん運転手が教えてくれるわけはなく、100ドルをカモられてしまったのです。

店主が警察を呼んでくれ、僕はそのまま事情聴取を受けました。
警察からは、防犯カメラの映像を元にタクシーを探し、見つかったら連絡すると言われたもののいまだに連絡はありません。そりゃそうだ。
こうしてまんまと350,000ペソを盗られたのでした。

教訓

①両替は絶対に銀行以外でしてはいけない。
②タクシーにはちょうどの料金しか払ってはいけない。もし持っていない場合は乗らない。
③自分にとっておいしい話は常に疑いを持っていなければならない。
④タクシーに乗ったら、もしもの時に備えて車のナンバーは記録しておくべきである。


今となっては無事日本に帰ってこれたことに感謝しています。
あのままゴネていたらそのまま知らない場所まで連れて行かれたかもしれないし、
いきなり拳銃ができてバンッ!だったかもしれない。
100ドルちょっとで身の安全を買ったと思えば安いものだと今になって思います。

もう一度書いておきますが、この事件は防げた事件だと思っています。
ちゃんとしたタクシーを宿を出る時点で手配して貰えばよかったし、細かいお金をあらかじめ用意しておけばよかったと思います。
一歩間違えれば命を落としていたかもしれないです。

僕はコロンビアという国はとても大好きです。
サルサの踊りは楽しい、コーヒーは美味しい、女の子も可愛い。
だからこそ、多くの人に機会があればコロンビアに行ってもらいたいし、危険な目にはあって欲しくないと思っています。

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僕をぜひ反面教師にしてほしい。
身の安全には気をつけて、コロンビアを楽しんでもらいたいと心から思っています。

では、¡Chao!


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